お十夜法要
2026年11月1日

午後2時よりお十夜法要
説教・総本山知恩院布教師 未定
十夜法要(御十夜)は、阿弥陀さまのご恩に感謝し、お念仏をお唱えする浄土宗の大切な行事です。本来は「十日十夜」にわたってお念仏を修することから、この名がつきました。現在では秋の法要として多くのお寺で営まれています。
この行事の起源は、室町時代の武将 伊勢守・貞国(さだくに)の信仰にあります。
貞国は出家を願い、京都・真如堂に三日三夜こもって祈り続けました。
最終日の明け方、夢のお告げによって出家を思いとどまると、翌日、兄が失脚し、貞国が家督を継ぐことになります。その後家は大いに栄え、貞国は「阿弥陀さまのお導き」と深く感謝したと伝えられています。
この話が将軍 足利義教の耳に入り、義教の命により、三日三夜に続けて七日七夜のお念仏が修されました。これが「十夜法要」の始まりとされています。
その後、鎌倉・光明寺の九世 祐崇(ゆうそう)上人が宮中に招かれ、『阿弥陀経』の講義を行いました。
その際に貞国の故事を紹介し、真如堂の僧侶たちとともに引声念仏の法要を勤めたことから、天皇の許しを得て光明寺で十夜法要が営まれるようになりました。
これをきっかけに、十夜法要は浄土宗全体へと広まり、地域ごとに特色ある法要が生まれていきます。