施餓鬼会
2026年8月4日

施餓鬼会(せがきえ)とは、仏教の「餓鬼道(がきどう)」という世界で、飢えと渇きに苦しんでいる生き物たちに食べ物や飲み物をお供えし、その苦しみから救うための法要です。
その始まりは、お釈迦様の弟子である阿難(あなん)の物語にあります。ある日、阿難のもとに口から炎を吐く恐ろしい餓鬼が現れ、「お前は3日後に死んで、餓鬼道に落ちる」と告げました。驚いた阿難がお釈迦様に相談したところ、お釈迦様は多くの餓鬼を救う特別な呪文と作法を授けました。阿難がその教え通りに食べ物を施したところ、餓鬼たちは救われ、阿難自身もその功徳(善い行いの報い)によって寿命を延ばすことができたといわれています。
このことから、お施餓鬼は「あらゆる霊に慈悲の心を届ける法要」であると同時に、「お参りする私たち自身も、健康や長寿という大きな功徳をいただける大切な法要」として、多くの宗派で古くから勤められてきました。
当山では毎年8月4日に法要が勤まります。